よくある質問

FAQ

バリ取り機の導入を検討していますが、乾式と湿式のどちらを選べば良いでしょうか?

お客様が取り扱うワークの材質、後工程、および求められる仕上がりによって最適な方式が異なります。

  • 湿式(BURRY TACK Ⅲ-R / Ⅲ-CT-W 等):水や防錆剤を併用するため、ワークに加工油が付着している物や摩擦熱による薄板の反りや歪みを防ぐことができ、精密な仕上げに適しています。また、粉塵が水で回収されるため集塵機が不要で、工場内をクリーンに保てるメリットがあります。サビに関しては、防錆剤入りの水を使用することで抑制可能です。
  • 乾式(BURRY TACK VC-600 / PB 等):冷却水や乾燥工程が不要なため、シンプルな構成で低価格に導入いただけます。メッキ鋼板やシール材付ワークなど、水に弱い材料に適しています。

トーバン工業では、両方式のメリット・デメリットを踏まえ、お客様の現場環境に合わせた最適な提案を行います。

対応可能なワークのサイズや、特殊な形状への対応について教えてください。

トーバン工業の装置は、1円玉程度の小物ワークから、幅300mm~900mmを超える大判プレートまで幅広く対応可能です。厚みについても、数ミリの薄板から40mm、機種によっては125mm程度の厚物まで対応いたします。

また、一般的な平板だけでなく、クラッチプレートのようなリング状部品なども、コンベアの調整や治具の工夫により対応しております。他社で断られた特殊な形状のバリ取りについても、ぜひ一度ご相談ください。

「軸受チャッキング方式」にはどのような特徴とメリットがありますか?

「軸受チャッキング方式」は、トーバン工業が特許を取得している独自の研磨ホイール保持技術です。高速回転する研磨ホイールを、芯ブレさせることなく高精度に固定することで、ワークに対して均一な圧力で加工することが可能となります。

これにより、手作業や一般的な保持方式では難しかった「超精密なバリ取り」と「均一な面粗さの確保」を同時に実現します。特に高い寸法精度が要求される精密板金や自動車部品の加工において、不良率の劇的な低減に寄与します。

購入前に、実際のワークを使って仕上がりを確認することはできますか?

はい、トーバン工業ではサンプル加工(テスト研磨)を随時承っております。お客様が実際に生産されているワーク(材料)をお送りいただければ、当社のデモ機にて最適なブラシ選定や条件出しを行い、加工後の状態をご確認いただけます。

また、必要に応じてショールームでの実機見学や、リモートでの立ち会いテストも可能です。「バリがどの程度取れるか」「表面のテクスチャ(ヘアライン等)がどう変わるか」を事前に検証することで、導入後のミスマッチを防ぎます。

研磨ブラシやコンベアベルトなどの消耗品は、どのくらい持ちますか?

消耗品の寿命は、ワークの材質(SS、SUS、AL等)、バリの大きさ、稼働時間によって変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。

  • 研磨ブラシ:量産工場でのご使用は1〜2ヶ月、通常使用で3ヶ月〜半年、長寿命タイプや負荷の軽い加工では1年程度使用されるケースもあります。
  • コンベアベルト:適切な張力管理と清掃を行えば、数年単位での使用が可能です。

ブラシの摩耗具合は、装置のタッチパネルや目視で簡単に確認でき、交換作業も専門的な工具を必要とせず短時間で行える設計になっています。

バリ取り機だけでなく、前後の洗浄や搬送を含めた自動化ラインとして構築できますか?

トーバン工業の最大の強みは、バリ取り機単体の製造だけでなく、前後工程を含めた「一貫生産システム」の提案にあります。

自動投入機から始まり、バリ取り、洗浄・乾燥機、そして自動搬出機やオートストッカーに至るまで、インライン化に必要な装置をトータルで設計・製造いたします。お客様の工場スペースや生産タクトに合わせ、最適なレイアウトをオーダーメイドで提案することが可能です。

バリ取り後の洗浄機も取り扱っているとのことですが、どのような汚れを落とせますか?

バリ取り工程では、研磨粉や油分が発生します。当社の「金属板自動洗浄機」は、これらを完全に除去し、次工程(塗装、メッキ、組み立て等)に最適な清浄度を確保します。

炭化水素系洗浄や温水洗浄など、環境や用途に合わせた方式を選択いただけ、フラットプレートの搬送式洗浄により、スピーディーかつ均一な洗浄を実現します。バリ取り機と直結させることで、ワークを手で触れることなく完成品まで仕上げることが可能です。

手作業から機械化することで、品質はどのように安定しますか?

手作業によるバリ取りは、作業者の熟練度や疲労度によって「取り残し」や「削りすぎ」が発生しやすく、製品の仕上がりが一定になりません。

トーバン工業の装置では、誰が操作しても常に同じ高品質な仕上がりを再現できるため、社内の品質基準を厳格に守ることができ、検査工程の負担も大幅に軽減されます。

装置の安全対策や、工場内環境への配慮について教えてください。

当社はPL法(製造物責任法)に基づき、作業者の安全を最優先に設計しています。運転中のインターロック(扉が開くと停止する機能)や非常停止ボタンの適切な配置はもちろん、粉塵の飛散を抑える構造を採用しています。

特に湿式タイプは、火災の原因にもなる粉塵の発生を根本から抑え、静かな稼働(80dB以下目安)を実現しており、工場内の騒音低減とクリーン化に大きく貢献します。

導入後の修理や定期メンテナンス、部品の供給体制はどうなっていますか?

装置を末長く安心してお使いいただけるよう、全国的なサポート体制を整えています。万が一の故障時には、弊社の技術スタッフが迅速に対応し、必要な交換部品も自社生産・管理の利点を活かして速やかに供給いたします。

また、定期的な点検サービスや、オンラインによる消耗品交換のサポートも実施しております。中古機であっても、当社製品であれば修理の相談を承ります。

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